食べ物の話ばかり書いとると底の浅いやつだと思われそうなので、少し頭使ってそうなこと書きますね。
論語とかに出る中庸って言葉あるじゃないですか。それって僕の中では重心の調整に近い意味に捉えています。
方眼紙に2軸書いて、自分の中にある個々の考え方をプロットすると、様々なバイアスや経験に基づいた偏りが出来ると思うんですよ。
それで重心をゼロに持っていくために、正反対な意見もプロットする。それが中庸さの獲得につながります。
最近では、こんまりさんがときめきの魔法という本のなかで「ときめかなければ全て捨てよ」という物質を極限まで否定するような記述が話題になりました。
この本は、物を集めて捨てられない、いわゆる物質依存の人が読むとバランスが良くなります。
また、人間は遺伝的にか、非論理的な偏りのある考えをします。これをバイアスというのですが、心理学者やマーケターたちはここら辺を議論して、研究や商売をしています。
例えば、人間は大体は「私は平均より高い」と考えてしまうバイアスがあります。全員が平均より上だといえば明らかにおかしいことになる。
ここで、自覚症状有無関係なく、一度反対の考えをプロットしてしまえば、思考に広がりを持たせられます。
つまり、バランスをとって固定するのではなく、端から端まで揺動する自由が獲得されるのです。
組織を構成する上で多様性を重んじられるのも同様な背景があるんでしょうね。
以上。読んでくれてありがとう。